「Although」と「Though」の違い
「Although」と「Though」の違い
「although」はフォーマルな文章で、「though」はカジュアルな文章やコミュニケーションで使われる傾向にあります。
「though」が「however(しかし)」、「nonetheless(にもかかわらず)」と同じ様な意味の接続詞や副詞として使われる場合、これを「although」に言い換えることはできません。
「although」と「though」という2つの単語は混同されがちですが、文脈に沿って正しく使うために違いを把握しておきましょう。
「although」と「though」の違いについて、例文とともに解説します。ぜひ参考にしてください。
「in spite of(にもかかわらず)」、「instead of (の代わりに)」という意味合いの接続詞として 使われる「although」と「though」は他方に言い換え可能です。
Although I did not win, I enjoyed participating in the contest.
(勝つことはできなかったが、コンテストへの参加を楽しめた。)
※この場合は「Though I did not win」 に言い換えられます。
「however(しかし)」、「nonetheless(とはいえ)」を意味する接続詞・副詞として使われる「though」は、「although」に言い換えることはできません。
She is not fond of music. She will come and hear me play the piano though.
(彼女は音楽が好きではない。でも、私がピアノを弾くのを聴きに来てくれる。)
※この場合「though」は、「although」に言い換えることはできません。
フォーマルな文章では「although」が、カジュアルな文章や日常会話では「though」 が使われる傾向にあります。
Although the patient was unconscious, his pulse rate was normal.
(患者に意識はなかったものの、脈拍は正常だった。)
少ない語句で明確で簡潔な文章にするために「though」 が使われることがあります。
Though unlikely, he tried to get his cash back.
(返金される可能性は低いものの、彼は返金を試みた。)
「although」を使って、主節の動詞を先に提示する場合もあります。
Although bringing a bag was not mandatory, he decided he will bring one anyway.
(袋の持参は必須ではなかったが、彼はとりあえず持参することにした。)
「although」と「though」の違い、使い方について、参考にしていただければ幸いです。